24-06. 業務改善は組織運営の帰趨を決す

業務改善の視点

業務改善の視点には、2つのものがあります。一つは、仕事の仕組みの改善であり、一つは個人の技術技能に影響する改善です。

前者は、

  1. 同一業務のいくつかの手順を同時に行えないか
  2. 複数の業務で関連するものを一緒に行えないか
  3. 同一の部署で他部署の業務も行えないか
  4. チェックの数を少なくできないか
  5. プロセスでのチェック数を増やせないか
  6. 時間帯を変えることができないか
  7. 動線を短くすることができないか
  8. 内製化できないか、外注化できないか
  9. その他
  10. 止めてしまうことができないか

といったものになります。

後者については、

  1. 指示の出し方をうまくできないか
  2. 教育システムをつくれないか
  3. 部下ややる気になるにはどうしたらよいか
  4. どのような教育制度を整備すればよいか
  5. どのような教育を日々行えばよいか
  6. どのように課題を抽出すればよいか
  7. どのようなレクチャーをすればよいか
  8. どのように時間をつくればよいのか

 のようになります。

なお、具体的には以下が検討されています。

  1. 書類のフォームを変えてみる
  2. 仕事のながれを変えてみる
  3. チェックシートを作成する
  4. マニュアルを整備する
  5. 仕様を変える
  6. 種類を変える
  7. 量を減らす
  8. まとめて購入する
  9. 価格交渉する
  10. 仕事の分担を変える
  11. 日々行う必要性が低い仕事を時期にまとめて行う
  12. まとめて行っていた仕事を日々に分けて実施する

どのような組織運営を行うとしても、どのような業務を行うにしても、このようなかたちをつくりあげていく必要があります。

業務改善から生産性、そして仕事の質向上を得て、組織の帰趨を決するといっても過言ではありません。業務改善提案制度整備及び運用が必要です。

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