21-04. タイムマネジメントとは

タイムマネジメントを行うための前提

タイムマネジメントがはやりです。時間をコントロールし、生産性をあげることで同じ仕事を短い時間で、あるいは同じ時間でより付加価値の高い仕事を行うことを目指します。

タイムマネジメントを行うためには、組織における仕事のながれが明確になっている必要があります。

仕組みができていないときに、うまく自分や組織をコントロールすることはとても難しく、結局は各人がバラバラに行動しなければなりません。

前提として以下が有効です。

  • 職務分掌がある
  • 業務の棚卸しによる業務の範囲の決定がなされている
  • 職務基準による一つ一つの課業の達成レベル決定されている
  • 業務フローが標準化されている
  • 目標が明確である
  • 部下の能力の把握ができている
  • 他部署との良好な関係がある

タイムマネジメントを行うための手順

タイムマネジメントを行うための手順は、簡単に言えば以下の通りです。

  • 仕事の質と量の把握
  • リミットの認識と能力及び時間の推定
  • 優先順位づけ
  • 段取り(≒準備)
  • PDCAサイクルの管理
  • 飛び込み仕事の取扱い

これらをしっかりと整理し、その内容を充実させることにより、タイムマネジメントの実質的成果を得ることができます。

さまざまな組織で、タイムマネジメントの実際の導入を行っていますが、短期的に成果をあげられる部分と、仕組みづくりに時間をかけなければならない部分があり、短期間に、「想定される最大のメリット」を享受することは困難です。

しかしどこかでスタートしなければ永遠に成果を得られないのであれば、まずはスタートすることが必要です。

価値ある人生を有効に使うためにも、公私を問わず、タイムマネジメントの考え方に習熟することが有効です。

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