計画を立て、これをやろう、あれをやるぞと決めたのに、「あーあ、またできなかったよ」とやり過ごすことになるのです。
自分以外に誰も咎めない、バカにされない、誰も面従腹背しない、自分もすぐ許して忘れるといった状況にあるため、自分との約束が一番破り易いことに気付きます。
自分しか知らない約束は破りまくれるのです。始めはあった後ろめたさも徐々に麻痺し、そのうち後悔のカケラもなくなる。そうやって人生は刻々と過ぎていくのです…。
多かれ少なかれ、思い当たる節がある読者は少なくないのではないでしょうか。残念なことに、私にはそんなことがあります。
自分との約束を厳守することに注力しなければなりません。
やりたいこと、やらなければならないことへの
- 思いをもち、
- 信念に昇華して、
- 必要な技術や
- 人間力を身に着け、
- 他者とコミュニケーションをとりつつ
成果を挙げること。
それが、達成感を得て自分が成長する方法だとすれば、その背景には自分との約束を果たす前提があります。
どのようなことでもよい「決めたことは必ずやる」という姿勢が成功の要諦です。
決めたことができない、約束を守れないというのは思いや信念がない、執着できていない証左だということに辿り着きます。
強い思いを持ち、小さなことでもやり通すことの積み重ねが、本当にやりたいことを成し遂げることにつながると信じ、自分に嘘をついてはいけないと反省しなければなりません。
成し遂げたいことへの思いや信念の強さに、自分の約束を守る意志の強さが影響を受けるとすれば、自分の成し遂げたいことを、再度明確にすることから始めなければなりません。
自分との約束を守る強い意志をどのようにつくり維持するのか、考えることが必要なんですね。
ところで、Commitment(コミットメント)には、単に、当事者の間で取り決める「約束」というだけではなく公約、責任、言質といった意味があります。promise(プロミス)よりも強い言葉であり、社会人に対してはコミットメントが求められるケースが多いですよね。
自分で決めたことについても、相手や組織との約束に付随する責任以上の強い責任をもつことが求められるとすれば、自分の約束もプロミスではなく、コミットメントの重みをもたせなければなりません。
組織や社会で約束を守るように、自分との約束を強い意志をもって守る。
それらを通じて達成感を得続けて成長してこそ、組織や社会で成果を挙げられる自分になれると信じ、執着をもって日々をクリヤーしていきたいものです。