1-07. マネジメントシステム

組織マネジメントの枠組み

組織を運用するために、どのようなマネジメントを行うのかについて考えます。ここでマネジメントシステムは、組織マネジメントを行うための枠組みをいいます。

方向の明確化、計画立案、実践の3区分により説明する項目を、一つひとつ実行することにより組織運営を円滑に行うことができます。

なお、一つひとつのアイテムは奥が深く、検討すべき事柄は数多くあります。ここではその内容を詳細には説明しませんが、まずマネメントシステムにはどのようなものがあるのかを押さえておきましょう。

マネジメントシステム内容

1.方向の明確化

  • ヴィジョン
  • SWOT(スヲット)分析
  • マーケティング(4P)
  • 比較優位(1P)

自社に明確なヴィジョンがある、自社の強み、弱み、機会、脅威について毎年分析している、自社の事業についてプロダクト・サービス、価格、場所、プロモーションを分析している、他社に負けない強み(Purple cow=紫の牛)があることが必要です。

2.計画立案

  • 戦略立案 明確な戦略
  • 経営方針書
  • 事業計画立案
  • 予算編成・予算統制

闘いに勝つための計画がある、毎年経営方針書を作成している、事業計画を毎年立てている、事業計画を予算化して月次で予実分析を行っているといった活動が求められます。

3.実践

  • 指標管理( KPI)
  • ヒューマンリソースマネジメント
  • マネジメントツール
  • モニタリング(会計システム)

重要業績指標による業績管理を行っている、目標管理制度、評価制度、教育制度は体系化されている、マニュアルやチェックシート、営業管理ツール、改善提案制度(うまい、はやい、やすい、にこ)等を使用している、月次決算は翌月10日には完了している、管理会計は活用していることが重要です。

なお、KPIによるマネジメントは経営会議を軸とした毎月の管理により、組織目標→重要成功要因→達成行動→KPIのながれのなかで実行されます。

最低限上記の項目を整備しておくことがマネジメントの基本です。

個々の項目の内容については、それぞれ別途の記事で学習していきます。

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