上記のような一連の流れのなかで、インターネットの普及に伴い、人々のライフスタイルも変化し、EC(電子商取引)が活発になり多品種小ロットのニーズが高まるなど、業界を取り巻く環境は以前と比べて大きく異なっている。
少子高齢化による労働者不足は国内産業すべてに共通した問題であるが、運輸業に大きく関わってくるものとして、地球温暖化を抑止するためのCO2排出量削減という環境問題をクリアしていくことも大きなウェイトを占めてきており、業界を取り巻く環境は大きく変化している。
今後EV化や、MaaS(Mobility as a Service)すなわち、バス、電車、タクシーからライドシェア、シェアサイクルといったあらゆる公共交通機関を、ITを用いてシームレスに結びつけ、人々が効率よく、かつ便利に使えるようにするシステムへの取組みが本格化すると考える。