近年はインターネット(EC)の普及により、消費者と生産者・メーカーを直接つなぐ機会が増えていることから、小売業においては、こうした購買代理機能がより重要性を増してきているといわれている。
小売業は直接消費者を販売の対象としているので、変化する消費者のニーズをつかみやすい位置にある。メーカー側でも、市場調査等により消費者ニーズをつかむことはできるが、小売業者は自店の活きた販売データを活用することで、消費者ニーズをつかむことができる。
小売業者は消費者ニーズ(ビックデータ)をメーカーに伝え、メーカーは消費者ニーズに応える商品を開発することで、新たな市場を開拓することができるといった効果が期待できる。
こうした意味からも、小売業は消費者とメーカーをつなぐ重要な役割も担っている。