サービス業は広義に捉えれば、運輸、通信、商業、金融、公務、自由業、あるいは理容業など、用役(サービス)という無体の商品を提供する産業の総称を指しており、その範囲は広い。
サービスとは、上記のような各産業における経済活動において、顧客満足のために生産される労働・用役・役務であり、無形の製品である。そのため企業が提供する商品には、殆どがサービスも同時に提供されている。
このように定義が一律ではないため、サービス業を一律にイメージすることは難しいが、産業区分(第一次産業、第二次産業、第三次産業)でいうところの、第三次産業に属する非製造業全般といえる。
サービス業は「個人向け」、「企業・事業所向け」に大別できるほか、専門サービス、複合サービス、情報サービスなどのカテゴリーも存在する。
専門サービスとは、弁護士や公認会計士、税理士等専門的知識や技術を提供する業種をいい、複合サービスは、共同組合や郵便局をいう。また、情報サービスはTVやラジオ、インターネットなどでの通信や放送を指す。