サービス業・ITとは

サービス業の範囲

サービス業は広義に捉えれば、運輸、通信、商業、金融、公務、自由業、あるいは理容業など、用役(サービス)という無体の商品を提供する産業の総称を指しており、その範囲は広い。

サービスとは、上記のような各産業における経済活動において、顧客満足のために生産される労働・用役・役務であり、無形の製品である。そのため企業が提供する商品には、殆どがサービスも同時に提供されている。

このように定義が一律ではないため、サービス業を一律にイメージすることは難しいが、産業区分(第一次産業、第二次産業、第三次産業)でいうところの、第三次産業に属する非製造業全般といえる。

サービス業は「個人向け」、「企業・事業所向け」に大別できるほか、専門サービス、複合サービス、情報サービスなどのカテゴリーも存在する。

専門サービスとは、弁護士や公認会計士、税理士等専門的知識や技術を提供する業種をいい、複合サービスは、共同組合や郵便局をいう。また、情報サービスはTVやラジオ、インターネットなどでの通信や放送を指す。

ITの可能性

なお、情報サービスで重要な領域を担うのはITである。ITとは、情報技術のことを指し、コンピューターやデータ通信に係る技術の総称であり、情報通信の基礎的技術から応用技術の範囲までを包括している。

IT業は、大きく、受託/組み込みソフトウェア開発、パッケージソフト/ゲームソフトウェア開発、情報処理/情報提供サービス、市場調査サービスインターネットサービス、その他の情報サービス領域に分類されるが、それぞれの領域で求められる技術は大きく異なる。

インターネット技術の普及は、第4次産業革命といわれるほど、私たちの生活を一変させ、すでになくてはならない存在となっている。IoT、ビッグデータ、クラウド、AIなどは今後、あらゆる産業分野に影響をあたえる業態であり、その重要性と発展性は多くの可能性に富んでいる。

 

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