北京から【会員限定】

是是非の付き合いから価値を生む

随分前、いくつかの仕事があり北京を訪問しました。そのときの印象です。

国際空港は、ある意味その国の顔です。その観点からいえば北京国際空港はやばいほど巨大でした。

成田もそこそこの大きさですが、土地が自由に使える国はいいなという感想です。

建築デザインにも興味があり、空港内部を眺めましたが、これだけの建造物をつくるのにどれだけの年月をかけたのかとても気になりました。オリンピックのために整備しただけのことはあり、高速道路網も整備されており、北京の中心地の100m道路からタクシーに乗り40分で空港に着きます。

我々は空港に到着してからはエキスプレスを利用しましたが、香港のエキスプレスにとても似ていてとても快適。とはいうもののエキスプレスステーションにしても、空港にしても設備が整備されていない、気遣いができていないところがありました。

たくさんの荷物を持っているのに、エキスプレスステーションはエスカレーターのないエリアがあり辟易したし、冬に訪問したのですが、帰国時に空港ゲートからバスで飛行機に移動するとき、マイナスの気温のなか、バス入口のドアを開けながら、乗客を20分も待たせていてもアナウンスがないなど、日本と違い肌理の細かな対応はあったのです。やっぱりですよね。

ただ、総じて中国人は若く、快活で、合目的的に働いていて気持ちがよかったという印象もあります。中国にも何人か友人がいますが、彼らの力強さや謙虚さからたくさんの勇気をもらえたことも記憶に残っています。

謙虚に学び時代を創る

北京の街の大きさや彼らの行動をみて日本と中国のエネルギーの差を思い知らされました。もちろん中国でも高齢化が進んでいますが、高齢化が進んだことも影響してか、何か活気がない日本との差を改めて思い知らされた出張でした。

 いずれにしても、私たちは多くの国から謙虚に学び、時代を創り上げていく必要があります。

両国間には様々な問題がありどの分野でも良好な関係をつくるということは一筋縄ではいきませんが、これからも是是非で付き合っていかなければばらない国だと考えています。[石井友二]

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