06-08. 経営方針の大切さ

経営方針により目標を明確に

先ほどまである企業のトップと来年の経営方針についてミーティングしていました。経営方針はとても大切です。戦略や事業内容を直接示すからです。3年の中期経営計画にて大きなながれをつくるとともに、当年度の方針として年度経営方針を提示します。

経営方針があることにより、目標が明確になり、個々人の役割や行うべき活動も確実になります。これがなければただ、毎日ルーチンを進めるだけの日々となります。

もちろん、事業で行うべきことを確実に、日々しっかりと行うことが必要です。

個々の業務に間違いがあれば、事業を継続することができません。安全にかつ信頼される経営を行うためには、個々人の従業員の的確な行動が求められます。

あらゆる職種の従業員が、それぞれの役割を果たすための仕組みや個人の研鑽が常に求められ、またそれぞれの機能の連携が的確に行われることが期待されています。

しかし、経営方針や具体的な目標があることで、そうした日々の活動に柱が確立され、あるときにはより高い機能を求めた仕組みづくりや、システム導入、制度にのっとった活動が行われることで、より高い質の事業をつくりあげることが可能です。

自社の機能を高め、顧客に対してサービスを受けやすい環境をつくることもこの範疇に含まれます。

ルーチンを支える仕組みや個人の技術技能向上への取組みが、合目的的に実施されることこそが日々の活動を的確に、またより高いレンジで仕事をしていくために必要なことであると、いえます。

ところで、多くの従業員との面談において、将来の方向を明確にしてほしい、ヴィジョンを明確にしてほしいという意見が多くでます。

縁があって勤務している企業のアクティビティが高まるということは自分の活躍する機会が増加するということでもあり、やはり常に先をみて、「何か」に挑戦する組織を各人が求めていることがわかります。

日本経済の行方を俯瞰し、また事業の在り方を議論し、自社のマーケットをみたうえで、また、自社の経営資源を斟酌したうえで、中期経営計画の立案を行い、年度の経営方針や事業計画を提示します。

それらを予算化し、目標化し、目標管理制度により各部門や個人に落とし込んでいく作業を企業は怠ることができません。とりわけ従業員一人ひとりに光をあてた評価制度や教育制度整備が求められています。

結局は知的労働集約的産業である事業において、力を発揮するのは各従業員であるし、彼らを活かす仕組みであるからです。いずれにしても、1月に開示される経営方針発表が企業変革をもたらすことを強く期待しています(注)。

(注)経営方針は予算化され、目標化されます。3月決算の企業においては、予算編成が2月までに、そして具体的な部門目標は3月までに設定され、4月からの活動に織り込まれることが通常です。

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