[事業成功のポイント4]ストーリーを語り方向を示す【会員限定】
ストーリーがやる気を引き出す
実際それほどでもない人もいますが、従業員は日々慌ただしく働いています。
しかし、ただ忙しい日々を過ごしているだけであれば疲弊を生み、組織への執着をなくします。
彼等への仕事に対する義務感だけに依存するのではなく、夢をもって働けるようにできれば彼らが本来持つ力を十二分に発揮してもらえます。
成果をあげるためにリーダーは、常に従業員が納得できる成功の物語(ストーリー)を語らなければならない理由がここにあります。
「いま、この組織はどのようなビジョンにより何を目指すのか、それは社会をどのように変えられるのか、実施に向けて従業員一人ひとりがどう行動すればよいか」を整理し「いつまでに、何を、どのような方法で、どのように実行して欲しい」と説明します。
「成果が挙がれば、こんな成長ができる、こんなシステムを導入しよう、こんな働きやすい職場になる、こう処遇しよう」といったこと(未来の階段)を伝えます。
そのことで、これをしたら、こうなる、ということが明確になるとともに、自分にとり、どんなメリットがあるのかを従業員が理解できるようになります。
従業員一人ひとりに与える役割は、達成可能なものでなければならず、また支援できる範囲でなければなりません。
支援せず勝手にやらせ、できてもできなくても本人の責任といったようなことを行うと、いくら夢のある物語であっても、彼らの目には実現不能のものとして映り、そのことに誰も取り組もうとしなくなります。
それでは意味がありません。
「頑張ってやればこんな良いことがあるよ。それはこうしてやっていこう。従業員が役割を果たし、目標を達成できるように支援します」という流れをつくることが大切です。
適切な役割設定
なお、物語とともに具体化すべきことが一つあります。個々の従業員の得意分野や、やりたいことに沿った役割を付与することです。
マズローの尊厳の欲求を持ち出すまでもなく、人は誰でも組織から評価されることをどこかで望んでいます。
自分が達成感を得て、かつ評価を得られれば仕事に対するモチベーションは上がります。
リーダーは従業員一人ひとりに光を当て、何をすれば成果を挙げやすいのか、そのことは本人のやりたいことにつながるのかを見極め目標に対する役割設定を行わなければなりません。
それを忘れず、益々厳しくなる仕事環境においてリーダーが率先して行動し彼等を牽引するとともに未来の階段を示し続け、更に「適切な役割設定」が求められています。
1 on 1ミーティング(上司と部下が1対1で行う対話)で、
- もっと技術を磨きたい、
- 新しい分野で経験を積みたい、
- リーダーになりたい、
- 営業をやりたい、
- 現場で顧客と触れる仕事がしたい等々
の希望を引き出します。
本人の得意な事とすり合わせながら、例えば、上記に合わせ
- 新システム導入、
- 他部署を交えた業務改善、
- マニュアル作成、
- 第三者から見た営業の改革、
- 市場調査による新市場の発見、
の目標を設定するのです。
やる気になった従業員により成果が挙がり組織は大きく発展します。
リーダーがストーリーテラー(物語の語り手)、そして従業員のやりたい事を促すリーダーとして行動していくことを期待されます。
