[プチ事例研究]洋服が売れない・オペレーション分析【会員限定】

来店はするものの売れない

全国に200店舗近い規模をもつアパレル企業です。今回の事例はチェーンの一部を占める、ジーンズショップ。ある郊外型のロードサイド店舗でデーターをとってみると、入店客数とレジ通過客数の差が大きく、売上があがっていないことが分りました。店内には入るものの、買い物につながらないのです。

なぜ売上が上がらないのか分かりませんでした。

まずは、なぜ売れないのかの原因分析を行うことになりました。複合的な問題があります。

分析の対象は、販売政策、商品力、接客技術です。

オペレーションの変更

番初めに目をつけたのは、入店客が買い物をしないのは欲しいものがないこと。しかし、夕方に来店する客は購買率が高いことが時間帯別の分析で判明していたので、午前中に商品が出ていないこと。入庫の曜日からの在庫管理や品出しの時間帯が遅いこと。ここに売れ筋、死筋の管理ができていないのではないかという仮説です。まずは朝のシフトを曜日により変え朝、品出しを完了、その後死筋の引上げを行うようにしました。

「買いたい時に買いたいものが買いたい価格で提案される」という基本に戻ることにしました。

 

また、覆面の調査員を投入して検討した結果、接客もタイミングを見ていないことが分かりました。顧客を背中でみながら店内を周り、顧客が来て欲しい、とか何かを聞きたいと思ったときのタイミングを見計らい接客するという接客ができていなかったのです。

もちろん、そのときには自分なりのコーディネータができるよう、そのときの流行りやトレンド、本人の今来ている洋服を見抜き、カラーや着こなしを提案できるよう能力を高めておくことが必要です。近隣のお店のストアコンパリゾン(調査)も行い、どのような商品が売れ筋なのかを押さえることも大切ですね。

 

いままでは、店長はいうに及ばず、SV(スーパーバイザー)ですらプレーイングマネージャーであり、スタッフに接客の仕組みや技術を教育しておらず、個人の属性で販売していた状況でした。

さらに、ディスプレにセンスがないことや平台(特売商品)の使い方、磁石(集客商品)の置き方、さらにジーンズ裾上げの時間等にも課題がありました。これらを一つひとつ解決することで、徐々に売上が上がり、目標を達成できるようになりました。

[マネジメント・アイテム]

入店客分析による品出しの時間帯の見直し、接客技術の標準化、教育、店舗内販売政策についても見直し、 業務フロー見直し、客数、時間帯分析、商品分析、マニュアル作成、職場内教育、インストアマーチャンダイジング

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